相模鉄道、各駅停車大和行き。


時間は14時半ぐらいか。
各駅停車大和行きは、まばらなお客さんを乗せてゆっくりと出発した。

西日はシートに模様をつくる。ここではわからないが、オレンジ色のシートは夕日に映える。
手すりがきらりと光ってドラマチック。
こんな素敵な光景を毎日乗せて走っている。


電車の大事な部品、運転手さん。
常にブレーキに手が掛けられている。
このブレーキレバーのグリップは木製で、毎日触られてつやつや。
道具としての美しさがにじみ出ている。
これは運転室の全ての機器がそう。
余談だが、相鉄の運転手さんは軍手が多い。

普段見れない運転手さん目線から線路を眺めるのも新鮮で良い。
レールのうねる曲線もこの場所からしか味わうことはできない。
枕木が作る幾何学模様の動きをボーっと眺めているのもまたよい。


ホームに差しかかる。
いつもは私はあそこにいるのだ。
そう考えると少し不思議な気持ちになる。
やはり乗務員室は特別な場所。


乗客がちょっと入れ替わってまた走りだす。
これを毎日繰り返す。
事故は起こさない(たまにストライキを起こす、うまい!)。


これが私の好きな相模鉄道
ぜひラッシュを避けてぼけーっとして乗り込んでみてください。

(相模鉄道 横浜発 大和行き)